限定承認をする方法とは?その後の効力についても解説

相続が始まると、そのまま権利も義務も引き継ぐほか、相続人には「限定承認」という手段も残されています。ここではその手続や、その後の効力について解説します。 限定承認とは 民法第922条に規定が置かれています。同条によると、これは「取得した財産の限…

単純承認をするとどうなる?相続人の権利や義務とは

親や配偶者など、身近な方が亡くなると相続が開始されます。相続人となった者が取り得る手段としていくつか考えられますが、基本形となるのが「単純承認」です。 ここでは単純承認とは何か、単純承認をすることでどうなるのか、相続人の権利義務に関して説明…

相続放棄をする際守るべきルールや必要な手続を紹介

非常に大きな借金を背負っていた場合やその他様々な事情により、相続の放棄をすることもあるでしょう。しかし放棄も最低限法律で定められたルールを守って行わなければならず、これを守らなければ想定外の事態に陥ることもあります。 ここでは放棄についての…

相続の廃除をしたが取り消したい!どのような手続をすればいい?

配偶者または子などとの関係性が非常に悪く、財産の承継を否定する客観的な事情も持つ場合には「廃除」をすることができます。 しかしその後、実際に相続が始まるまでの間に関係性が回復することもあるでしょう。このようなケースで廃除を取り消すにはどうす…

相続人がいないとき債権者はどうする?財産管理人の選任について紹介

被相続人の債権者は、相続財産から救済を受けることが可能です。しかしその遺産を管理してくれる者がいなければ財産が散逸してしまうおそれもあります。そこでこのような事態に備えて管理者を定める手続が設けられています。 管理人選任の申し立て 遺産は、…

相続開始後、財産の管理は誰がどのように行う?相続放棄した場合も紹介

相続は財産をもらうことにばかり注目がいきがちですが、特定の財産を引き継ぐまでには時間を要します。そこで、遺産分割が確定するまでの財産管理が問題となります。 相続人が管理するのが基本 最も基礎的なルールが民法第918条第1項に規定されています。 第…

相続財産の調査が長引きそう!相続の承認や放棄ができる期間を伸長する方法とは

相続が開始されると、相続財産を引き継ぐかどうか、これを放棄するかどうかといったアクションを一定期間内に起こさなければなりません。しかしながら手続きが間に合わないこともあります。そこでここではこの所定期間を伸長するための方法について紹介しま…

相続開始はいつから?失踪者・行方不明者に関する相続開始の時期を解説

相続が始まってからは遺産分割をしたり、権利を守るため対抗要件を備えたりなど、しなければならないことがたくさんあります。そのため「いつ」相続が始まったのか、が重要になってきます。ここでは特に被相続人となる立場の人が失踪・行方不明になった場合…

【遺産相続手続きの費用(3)】費用は誰が払う?手続きを進めるときの注意点

遺産相続手続きにかかる費用を誰が払わなければならないかについては、特に決まりはありません。 遺産相続手続きにかかる費用は誰が払うか 一般的に不動産の相続登記については、不動産を取得する相続人がその費用を負担します。その他の相続に関しても、そ…

【遺産相続手続きの費用(2)】自力で行う・専門家に依頼したときの登記費用の相場

相続財産に不動産がある場合に、不動産を相続した方が相続登記を自分で行った場合と、司法書士に依頼した場合の相場を確認します。 登記に必ずかかる費用と司法書士報酬の違い 前回解説した通り、不動産の相続登記をする場合は、登録免許税を法務局に納めな…

【遺産相続手続きの費用(1)】概要と費用一覧

多くの遺産相続手続きでは、相続したことを証する書面を公的機関や金融機関などに提出しなければなりません。 一般的な遺産の相続手続きにかかる公的機関や金融機関などに支払う手数料もかかります。 まず、遺産相続の手続きにかかる費用の概要を確認します…

遺留分侵害額請求権の時効・期限と行使するときの注意点

遺留分侵害額請求権の時効や期限 遺留分侵害額請求権には時効があります。大きくは、下記2点のようなケースです。 相続開始及び遺留分を侵害する遺贈、贈与があったことを知った日から1年間、遺留分侵害請求権を行使しない場合は、時効により消滅します。 相…

遺留分侵害額請求権の行使方法について解説

遺留分侵害額請求権の行使方法 遺留分侵害額請求は、遺留分を侵害している他の相続人や、遺産を相続した受遺者に対して行います。 遺留分侵害額請求権は、形成権ですから相手側へ意思表示するだけで効果が発生します。 つまり相手側と話し合いによって請求す…

遺留分侵害額請求権とは?

家族が亡くなって相続が発生した際に、遺言書が残されているというケースは少なくありません。 遺言書では、法定相続に近い割合で相続を指定していることもありますが、法定相続人にとって不公平な相続の指定がされていたり、法定相続人以外の受遺者にすべて…

どんな財産に相続税がかかるのか!非課税財産と課税財産を解説

ある者が死亡し相続が開始されると、その者の保有していた財産の価額に応じて課税がなされます。 しかしあらゆる財産に対して課税が行われるわけではありません。 その性質に照らし、課税されるものとそうでないものとに分けられているのです。 以下では、こ…

相続税を2割増しにされる人がいる?2割加算の制度を解説

相続税は、相続が起こるたびにその課税機会が設けられます。 親から子へ、子から孫へと財産の移動は起こり、孫が取得する財産の中には親(孫から見た祖父母)から受け継がれてきたものも含まれます。 しかし孫を養子縁組すれば、基礎控除における控除額の割…

相続税を下げるために養子縁組が有効?その理由や注意点を解説

相続税はすべての人に対して問題となるものではありません。 なぜならその計算上、基礎控除が適用されることで、少なくとも3,600万円までは非課税になるからです。 そのため一定以上の資産を蓄えていた被相続人がいなければ特に気にする必要はなく、実際、相…

生前贈与で節税対策!でも直前の贈与による生前贈与加算には注意が必要

一般に、相続が始まる前に贈与をしておくことが、相続税に対する節税対策になり得ると言われています。 実際、上手く贈与を行うことで節税効果は期待できます。 しかしルールを把握して適切に行わなければ意味がありません。 そこで以下では生前贈与に関して…

二次相続向けの具体的な節税対策を解説!

夫婦と子がいる家庭において夫が亡くなった場合、その財産は配偶者である妻と子に引き継がれます。これが一次相続です。 その後妻が亡くなると、もともと夫の財産であったものも含めてすべて子に引き継がれるようになります。こちらが二次相続です。 そして…

二次相続とは何か!一次相続との違いや特徴、税制面で注意すべきことを解説

相続の際、財産の価額が一定以上に達すると相続税の課税対象となります。 数百万円、場合によっては数千万円かかることもあり、特に資産家などの相続では課税対策をすることが重要になってきます。 ただここで難しいのが「今まさに直面している相続問題に対…

遺留分の放棄について!遺言を徹底するための手段

相続において被相続人が何も対策をしていなければ、基本的には法定相続分によってその財産を分配、もしくは相続人間で話し合ってその割合を決定していくことになります。 しかし生前に遺言を残しておけば、その内容に従った相続を行うことができ、被相続人の…

相続欠格について!どんな行為で欠格者となるのか、その場合の効果についても解説

生前、親に対し虐待や行き過ぎた嫌がらせなどをしていると「廃除」という制度を利用され、被相続人の請求により相続する資格を剥奪されることがあります。 この他にも実は相続の権利を失うことになるケースがあります。それが「欠格」です。 廃除と似た性質…

相続人「廃除」の意味とその手続、効果についても説明

「廃除」とは何か 相続が開始されると、基本的には親の財産が子に渡ることとなります。 しかし家庭環境によっては、子に引き継がせたくないと思うこともあるかもしれません。 例えば子供が親を虐待しているようなケースです。 遺言で指定をすれば財産の大半…

遺産分割審判とは何か!調停との違いなども解説

遺産分割審判とは 遺産分割審判とは、遺産分割協議がまとまらなかった場合に裁判所が最終的な結果を下す手続きのことです。 まずは共同相続人など、当事者らだけで協議として話し合いをすることになりますが、その次の段階としては「調停」が行われます。 こ…

遺産分割調停はどのように進められるのか、手続の流れを解説

調停の概要 遺産分割協議で解決できない場合「調停」が開催され、調停委員と呼ばれる専門家を挟んで解決を図ることがあります。 具体的には、裁判官1名と家事調停委員2名以上で組織される家事調停委員会が行うことになります。実務上は弁護士などその他の専…

遺産分割調停の概要を解説!行われる内容や申立て、注意点など

遺産分割調停とは何か 相続が発生すると、その相続財産をめぐって複数の相続人で話し合いをすることになります。 このことを遺産分割協議と言い、例えば不動産や株式など、現金等のように分けるのが簡単でない場合に重要となります。 なぜなら、預貯金・現金…

養子縁組している場合相続はどうなるのか解説

亡くなった方に配偶者や子がいた場合、基本的にはこれらの者が相続人となり被相続人の財産等を引き継ぐことになります。 法定相続分やその他制度からみても配偶者が最も優遇され、子もその次に優遇されると言うことができます。 そのため亡くなった方の子で…

被相続人が外国籍の場合の相続手続

相続の手続は人生の内でもそれほど多く経験するものではありません。 そのため業務として携わっているような人でなければ詳しく仕組みを知っている人は少ないかと思います。 さらに、外国籍の方が関わる相続では普段とも異なる手続に従うため、専門家でなけ…

配偶者居住権の仕組みやルールについて紹介

配偶者として相続前から住んでいる自宅でも、所有者が死亡することでその自宅が遺産分割の対象となり別の者が所有することがあります。 この場合でも残された配偶者に財力があれば特段大きな問題とはなりませんが、経済的に困っている状況だと、そのまま住み…

遺産を一部分割することの利点や注意点を紹介

相続が開始されると、亡くなった方の遺産をどのように分けるのか話し合う機会があります。 話し合いで特に揉めることもなく、また、複雑な財産状況でなければ基本的にトラブルにはなりませんし、すんなり遺産の分配処理を終えることができるでしょう。 しか…